いまも昔もとても人気がある資格のひとつである「調理師免許」
「調理師免許」は日本の国家資格です。
「調理師免許」を取得するためには条件があるのか?
また、どうすれば調理師免許を取得できるのか?をお伝えしていきます。
調理師免許の資格を取得する2つの方法
調理師免許を資格を取る方法には2通りあります。
自分が取得しやすく、またどちらが最短で取得することができるのか?
そのあたりを見極めながら方法を選択していただければと思います。
①調理師養成施設に通う
厚生労働大臣が指定する調理師養成施設を1年制 or 2年制に通学して卒業すること。
料理の実習以外に栄養学や公衆衛生学などを学ばなければなりません。
養成施設によっては昼間だけではなく夜間講義も実施しています。
※養成施設を卒業の場合は筆記試験はありません。
②調理師の試験を受験して合格すること
調理師試験を受験するためには
以下の条件をクリアする必要があります。
調理師試験を受験するための実務経験
最終学歴:中学卒業以上
営業施設で2年以上の実務経験を要すること
実務経験とは認められない場合とは?
調理師試験の実務経験は2年以上必要ですが、
実務経験として以下の認められない条件があります。
・パートやアルバイトの場合は週4日1日6時間以上勤務していること
・ホール・レジ・配達係は実務経験に含まれない
・高校在学中のアルバイト期間は含まれない
・親族のお店での勤務は注意が必要
・栄養士・保育士・看護師などの職種で調理をしていた期間
※複数店舗での実務経験の場合は合算でも認められます。
ちゃんと申告しましょう!
調理師試験の方法
試験の出題範囲は食文化論、衛生法規、公衆衛生学
栄養学、食品学、食品衛生学、調理理論の中から出題されます。
試験は筆記試験のみのマークシート(4択)形式です。
調理師試験の合格率はどれくらい?
合格率は全国平均で62.3%です。
合格者の定員数はありません。
ですので基準点をクリアすることができたら全て合格することができます。
60%以上の得点を取ることで合格圏内と言われています。
調理師試験の日程は?
例年5月~11月に都道府県ごとで実施されています。
全国各地の調理師試験日程はコチラのサイトでチェックすることができます。
そもそも、飲食店を開業するためには調理師免許が必要なのか?
脱サラしてラーメン屋を開業するぞ!
お洒落なカフェを開業しよう!
となったときに「調理師免許」が必要だと
思っている人が多いがこれは間違いです!
調理師と名乗るためには調理師免許が必要ですが、
飲食店を開業することには調理師免許は必要ありません。
調理師免許なんていらない!
と言っている人も多いそうです。
飲食店を開業するために必要なのは「食品衛生管理者」です。
飲食店を開業するのに必ず必要なのは「食品衛生責任者」の資格です。
この資格がないと保健所から発行される「営業許可証」を受けることができません。
この資格については開業をするオーナー(店主)もしくは
資格保有者を必ず雇用する必要があります。
[su_box title=”食品衛生責任者資格を取得する方法”]都道府県が開催する講習会に2日間参加すれば、誰でも取得できる資格です。都道府県によって異なりますが毎月2回~4回程度講習会は開催されています。受講料は1万円です[/su_box]
リンク:
>>一般社団法人東京都食品衛生協会
>>公益社団法人大阪食品衛生協会
調理師になるメリットとは?
ここまで調理師試験についてお伝えをしてきました。
実際のところ調理師免許を資格するメリットは何なのでしょうか?
・・・以上だけですね!
調理師の免許があるから飲食店が繁盛する
調理師の免許があるから料理が上手になる
・・・これらのこととは無関係のようです。
自慢できるぐらいですかね(笑)
あとは料理が好きなのか?どうなのか?
それが一番だと思います!