ニュースをみて「えっ、またフジテレビからアナウンサーが消えるの?」と、おどろいた方もおおいのではないでしょうか。
テレビ朝日は退社ゼロなのに、フジだけ9人も一気にぬけるなんて、さすがに「なにか裏があるのでは…」と勘ぐってしまいますよね(笑)。
人間の体も、どこかに無理な「ゆがみ」が生じると、いろんな箇所に痛みがでます。組織もまったく同じ。今回の大量離脱は、見えない場所のバランスが崩れ、そのサインが表面化した結果なのかもしれません。
なぜ今、このタイミングで発表されたのか。企業側のゴール(経費のカットや世代交代など)から逆算して考えてみると、社長のやさしい言葉の裏にある「リアルな事情」がみえてきます。長年、トレンドとメディアの動きを分析してきた独自の視点から、このニュースの深層をわかりやすくひも解いていきますね!
【異常な離職率】フジテレビでアナウンサー退社が相次ぐ「本当の理由」

結論からいうと、ただの「前向きなチャレンジ」だけではないと考えられます。
清水社長は「人生をもっと豊かに」とエールをおくっていましたが、みずから看板をおろす人がこれほど続くのには、明確な引き金があるはずです。考えられるリアルな理由は、つぎの3つになります。
社内制度のチェンジ:
過去におこなわれた早期退職の優遇など、会社の若返りプランがえいきょうしている。出番の減少:
番組の制作費がけずられ、ベテランや中堅がかつやくできる場がへってしまった。ネットへのシフト:
テレビ以外のメディアが強くなり、早めに個人のブランドをつくりたいという焦り。
会社全体のおおきな仕組みのチェンジが、局の顔であるアナウンス室にも波及しているのですね。
テレ朝は0人!他局とフジテレビの「待遇・労働環境」の決定的な違い
では、なぜ「テレビ朝日は0人」で、他局も数名レベルなのに、フジだけが突出しているのでしょうか。
ちょっとわかりやすく、表でくらべてみましょう。
| 項目 | フジテレビ | テレビ朝日 |
| 直近の退社 | 9人(とくに多い) | 0人(安定している) |
| 視聴率の勢い | 苦戦ぎみ | トップ争いをキープ |
| 番組のつくり | 若者・トレンド重視 | 幅広い世代・ニュース重視 |
※公開されている視聴率データや、各局の一般的な番組編成の傾向をもとに作成。
業績が安定していて、ニュースや情報番組の枠がしっかりとある局では、アナウンサーの「居場所」が確保されやすい傾向にあります。
いっぽうで、バラエティやトレンドに強い局は、どうしても「若さ」や「新しい空気」がもとめられがち。年齢をかさねたときのキャリアプランがえがきにくく、結果として「外の世界」へ飛びだす決断をあと押ししているのではないでしょうか。
辞めた9人は今何してる?フリー転身後の推定年収と現在の明暗
フリーになると、お給料はどれくらい変わるのか、すごく気になりますよね♪
エースとして活躍した永島優美アナなどを例にすると、成功すれば年収は数倍にハネ上がりますが、仕事がなければゼロになる厳しい世界です。
独自に計算したギャラのカラクリは、こんな感じです。
局アナ時代:
会社員なので、年収はだいたい1000万〜1500万円ほど(推定)。フリー転身後:
1本30万円のレギュラー番組を週に3回もてば、それだけで年間約4000万円以上!
※一般的なフリーアナウンサーのギャラ相場(1本数十万円〜)と、週の出演回数から算出した独自の推計です。
ただし、これは大成功したパターンのお話。現実はあまくなく、全員がこのイスに座れるわけではありません。それでもリスクをとって飛びだすのは、それ以上に「局にとどまるリスク」を感じているからかもしれませんね。
清水社長の「出戻り」発言は本当?過去に復帰した事例
ここで、多くの方がスルーしてしまいがちな「穴場」の視点に切りこみます。
社長の「一度でて行った人が戻ってくることもある」という発言。これ、本当にありえるのでしょうか?
結論からいうと、「正社員として」そのまま元のデスクに戻るケースは極めてまれです。しかし、フリーの立場で「フジテレビの専属キャスターのように番組へ復帰する」というスタイルは、十分に考えられます。
会社側のメリット:
固定のお給料(社員の人件費)をはらわずに、必要なときだけプロにお願いできる。本人のメリット:
自由な働き方をしながら、なじみのある古巣の番組でギャラをもらえる。
つまり、外でスキルをみがいた彼らが、ふたたび古巣の「ゆがみ」を治すための心強い外部パートナーとして戻ってくる。社長の言葉には、そんな新しい働き方への期待がこめられているわけです。
次に危ないのは誰?人材流出で激変するフジテレビの今後の顔ぶれ
これだけ一気に人がぬけると、残されたメンバーの負担ははかりしれません。
「新卒やキャリア採用も増えている」と社長は語っていましたが、即戦力となる中途採用のメンバーが誰になるのか、これからネット上でも大きな話題になるでしょう。
大胆に予想すると、地方局でトップクラスの人気をほこる実力派や、ネット番組ですでにファンを抱えているキャスターなどが、つぎつぎと抜擢される可能性があります。変化の波が激しいテレビ業界。ピンチをチャンスに変えて、ふたたびお茶の間を楽しませてくれるのか。今後のフジテレビの「あたらしい顔ぶれ」から、ますます目がはなせませんね!
