「えっ、過労死がなくならない時代に、この言葉が大賞なの……?」
ニュースを見て、正直ちょっとギョッとした人も多いのではないでしょうか? 私も最初は「まさか」と目を疑いました(苦笑)。
今年の流行語大賞に選ばれた、高市早苗首相の「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」という言葉。これに対し、過労死遺族の方々が涙の抗議をおこなったことで、ネット上でも大きな議論になっています。この記事にたどり着いたあなたは、きっとこんな不安を感じているはずです。
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「国は私たちに『死ぬまで働け』って言ってるの?」
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「なんでわざわざ、こんな炎上しそうな言葉を選んだの?」
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「抗議している遺族の方は、どんな思いなんだろう」
この記事では、ニュースの裏側にある「本当の文脈」と、メディアがあまり報じない「選考委員会の意外な狙い」まで、ズバリ解説します。これを読めば、ただの「失言ニュース」ではなく、もっと深い社会の動きが見えてくるはずですよ♪
高市早苗首相「馬車馬のように」「WLB捨てる」発言の真意とは?

まずは、一番気になっている「本当にそんなこと言ったの?」という疑問から解決しましょう。
結論から言うと、言っています。
でも、その「宛先」が重要なんです。これは、高市氏が自民党総裁選(首相になるための選挙)で勝利した際のスピーチでした。実際のニュアンスを、わかりやすく表にまとめてみました。
| 項目 | 世間のイメージ | 実際の発言(ファクト) |
| 誰に向けた? | 国民全員(サラリーマンなど) | 自民党の国会議員たち |
| 内容は? | 「お前らも休まず働け!」 | 「(人事などで不満があっても)私と一緒に文句を言わず働いてくれ」 |
| 目的は? | 社畜の推奨 | 党内の引き締め、議員へのハッパ |
つまり、野球部の監督が選手に向かって「優勝するために死ぬ気で走れ!」と言ったのを、スタンドの観客(私たち)が聞いて「えっ、私たちも走るんですか?」と驚いてしまった……という構図に近いんですね。
ただ、「私自身もワーク・ライフ・バランスという言葉を捨てて」とも発言しているため、「トップがその考えだと、下の人間も休めなくなる」という批判が出るのは当然といえます。
なぜ受賞?流行語大賞の選考理由は「皮肉」か「称賛」か
多くの人が「選考委員は高市さんを応援しているの?」と思っていますが、私は「逆」だと予想しています。
実は「新語・流行語大賞」って、過去の傾向を見ると「社会への皮肉(ブラックジョーク)」を込めて選ぶことが多々あるんです。
過去の「皮肉受賞」リスト
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「保育園落ちた日本死ね」(2016年):
待機児童問題を放置する政府への痛烈な批判として受賞。 -
「ご飯論法」(2018年):
政治家のごまかし答弁を批判する言葉。
こうして見ると、今回の受賞も「頑張ります!」というポジティブな意味ではなく、「今の時代に『猛烈に働く』なんて言っちゃう政治、大丈夫?」という、選考委員会からの強烈なメッセージ(皮肉)である可能性が高いです。
あえてこの言葉を大賞にすることで、「働き方改革」について国民に議論させたかったのかもしれませんね。策士です(笑)。
「家族に鞭打つ行為」抗議会見を開いた中原のり子さんとは
さて、この受賞に「待った」をかけたのが、過労死遺族の中原のり子さんです。
「ただのクレーマーじゃないの?」なんて思わないでくださいね。中原さんの訴えには、本当に胸が締め付けられる背景があります。中原さんの夫は小児科のお医者さんでした。人手不足の病院で、代わりのいない激務を続けた結果、病院の屋上から飛び降りて自ら命を絶ってしまったのです。
「人を助けるはずの仕事で、夫は命を落とした」
そんな経験を持つ中原さんにとって、「働いて働いて……」という言葉が「賞賛」される社会は、まさに「悪夢」そのもの。「影響力のある人がこの言葉を使うと、現場で『社長も言ってるし、お前もやれ』という空気が生まれてしまう」
この指摘は、私たち働く側の人間として、とても無視できない重みがありますよね。
ネットの反応は?「社畜推奨か」「言葉狩りだ」賛否両論の嵐
SNS上でも、この話題は真っ二つに割れています。ざっくり言うとこんな感じです。
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批判派(約6割):
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「時代錯誤もいいとこ。昭和かよ!」
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「これを聞いて『よし働こう』なんて思う人いないでしょ(汗)」
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擁護派(約4割):
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「政治家ならそれくらい覚悟を持って働くべき」
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「言葉狩りしすぎ。あくまで比喩表現でしょ?」
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個人的には、トップが「ハードワーク」を美徳にすると、どうしても「休みづらい空気」が組織全体に伝染しちゃうのが怖いな〜と思います。皆さんの職場はどうですか?
まとめ:この受賞が今後の労働政策に与える影響は?
今回の騒動、高市首相にとっては「かなりのダメージ」になるでしょう。なぜなら、これからの日本は「人手不足」が最大の課題だからです。
「長時間労働」を美化するようなリーダーには、若者も優秀な人材もついてきません。もし高市政権がこの批判を無視して「働きまくること」をゴリ押しすれば、支持率は急降下し、短命政権に終わる可能性すらあると私は見ています。
今回のニュースから私たちが学ぶべきこと。それは、「政治家の言葉に流されず、自分の命と生活は自分で守る」という意思を持つことかもしれません。
皆さんも、今日くらいは「働いて働いて……」ではなく、「休んで休んで休んで」くださいね

