【早わかり】車いすバスケの特有ルールを理解して10倍楽しく観戦する方法

最近テレビなどで話題の車いすバスケットボール。
障害者スポーツのなかでも花形とも言われています。

車いす同士が激しくぶつかりあうところや、
素早いパスワークが魅力的でとても人気があるスポーツです。

その車いすバスケの特有のルールを理解して、
車いすバスケットボール観戦を10倍楽しんでほしいと思います!

車いすバスケとは?

車いすバスケとは下肢などに障害がある選手が車いすに乗って行うバスケットボールです。

車いすバスケットボールの基本ルールについて

 

車いすバスケのルールは
一般のバスケットボールのルールとほぼ同じです。

ゴールの高さやコートの大きさも一般と同じです。

1チーム最大12名で構成されています。
選手交代の回数の制限はございません。

試合人数:5人対5人で行います。
試合時間:10分間×4ピリオド=合計40分間で試合を行います。

※決着がつかない場合は5分間の延長ピリオドが決着がつくまで行われます。

 

車いすバスケットボール特有の4つのルールとは?

車いすバスケの主なルールについて少し解説をしていきます。

①トラヴェリング

 

選手がボールをもっているとき車いすを手でこぐこと(プッシュ)は
連続で2回までは認められています。

3回以上車いすを手でこいでしまうと
トラヴェリングとなり相手チームのスローインに変わります。

 

②ダブルドリブル

 

車いすバスケにダブルドリブルはありません。
プッシュ(手でこぐこと)が連続2回以内で次にドリブルをすれば
くり返しプッシュすることができます。

 

③車いすの転倒

 

車いすバスケの車いすにはブレーキがついていません。

もしも試合中に車いすが転倒してしまった場合、自力で起き上がらないといけません。
起き上がることができない場合は審判の判断で試合が中断されます。

チームのスタッフが介助をして起き上がらせます。

ボールを持ったまま転倒してしまった場合は相手のチームのスローインとなる。
ボールを持たずに転倒した場合は審判の判断で中断されることがある。
そして、ボールを持っていたチームのスローインで再開されます。

 

④選手とチームの持ち点

選手の障害の程度によって持ち点でクラス分けされています。

コートに出ている選手5人の持ち点の
合計が14.0点以内でチームを構成するように決められています。

持ち点 障害の程度 主な動き
1.0または1.5 重い 腹筋、背筋が機能せずに座位でのバランスを取ることができない。
2.0または2.5 腹筋、背筋がある程度機能しており前傾姿勢がとれる。
3.0または3.5  下肢にわずかな筋力があり、深い前傾姿勢から早く上対を起こすことができる。
4.0または4.5 軽い 両手を上げて片方向に(4.5は両方向)車いすを大きく傾けることができる。

このルールがあることによって、
障害が重い選手から軽い選手までもが平等に試合に出場することができるのです。

 

車いすバスケの大きな魅力とは?

実際に試合会場では車いすどうしが激突するときの激しい音。
車いすのタイヤが焼けて焦げたにおいなど本当に大迫力です!

車いすではジャンプはできないですが、片輪を上げて高さを出す場合もあります。

また、車いすの特性(幅)をいかして、
いかにチームに有利になるように壁をつくることができるのか?
が勝利への鍵になってきます。

それらは「スクリーンプレイ」などど呼ばれています。

だから、相手の攻撃や守備の主力選手をいかに壁をつくって、攻撃や守備に参加させないようにすることが勝利のポイントです。

ボールだけを追うのではなくて、ボールがからまない場所の駆け引きもとても観ていて楽しいです♪

車いすバスケを一度観たら、誰もが一瞬で引き込まれますよ!

2020年の東京パラリンピックもとても楽しみですね!

ぜひとも、日本代表にはメダルを狙っていってほしいですね♪

 

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