野球の左投げ投手のことを「サウスポー」と呼びます。
管理人の場合、自分が子供のころからそう呼んでいました。
ある日、野球中継を観ていたときに
「この投手はサウスポーです!」とう実況を聞いて
左なら英語で「left」だから「レフティー」じゃないの?
「サウスポー」ってどういう意味なんだろう・・・
という素朴な疑問がいまさらながら出てきたのです!
サウスポーの意味と語源について調べてみました。
サウスポーの意味と語源について
サウスポーは英語で書くと「South Paw」と書きます。
これを直訳すると「南の手」という意味だそうです。
直訳の「左ピッチャー」の意味とはかけ離れた言葉ですよね?
・・・そうなのです。
この言葉は「造語」なのです!
この言葉をつくったとされている人は2人の説があります
1880年~1890年のアメリカのシカゴ球場という
球場の観戦記から生まれたとされています。
シカゴニュースという新聞の記者「ピーター・ダーン」
ヘラルド新聞の記者「チャールズ・シーモア」
・・・このどちらかの人物が造ったとされる「造語」なのです。
当時のシカゴ球場は太陽光線が打者の目を直射しないように
バッターボックスに立った打者が東を向くように設計されていました。
つまり、投手は東から西の方向に向かって投球するカタチです。
そこで、左投手の場合は振り上げる「左腕が南側」になった。
そこから、左投げの投手を「サウス・ポー」と表現したとのことです。
その「サウスポー」という言葉がまずはボクシング界で使われて、
それが、テニスやバレーボールなどいろいろなスポーツでも拡がり始めました。
ボクシングのサウスポーとは
ちなみにボクシングのサウスポーとは
左が利き手のボクサーのことを呼びます。
通常は右利きの場合、ファインティングポーズをとったときに
右手が後ろにくるのが「右利き」の構えです。
(ストレートを打つとき最も強いパンチが打てるので)
サウスポーの場合は後ろ側にくるのが「左手」となります。
ボクシングの試合では戦略として、
あえて逆に構えたりすることもよくあります。
と勘違いしている人が多いよ!
「ぎっちょ」の意味とは?
サウスポーという言葉以外にも左利きを表す言葉として
「ぎっちょ」という言葉もあります。
これはマスコミ業界では「放送禁止用語」になっています。
「ぎっちょ」という言葉の語源は諸説あります。
左器用(ひだりきよう)という言葉がなまって、
「ぎっちょ」となったという説などがあります。
また、これは子供の時に汚いものに触れたひとの
ばい菌が移らないようにという意味で手をクロスして「ぎっちょ!」とか
両手をクロスして「ダブルぎっちょ!」などと遊んだ人もいるかもしれません。
こういうこともあり、いじめや差別につながる表現だとして
マスコミ業界では「放送禁止用語」になっているようです。
使っている人は多いよね!
まとめ
今回は「サウスポー」の意味から始まりボクシングのサウスポーについて、
また、左利きを表す「ぎっちょ」についてお伝えをしてきました。
「サウスポー」と「ぎっちょ」って
言葉の響きが全然違うと感じるのは僕だけでしょうか?
やっぱり、横文字にするだけでも
かっこよく聞こえるのは今も昔も一緒なのかもしれませんね。