人気がないお店だよ!
よく煮詰まって出汁が染み込んでいるからだよ。
・・・こんな話しを聞いたことがないでしょうか?
僕も今日まで、おでん屋さんは
本当に売れてないお店のほうがよく煮込まれているから、
出汁が染み込んで、おでんもおいしいものだと思い込んでおりました。
でも、これは間違った常識だったのです!
【新常識】おでんの出汁を染み込ませる本当の方法
おでんに出汁を染み込ませる新常識とはこれです!
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おでんは短時間の過熱でOKで
ゆっくりと冷ますことで出汁が染み込む
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これがおでんの新常識なのです!
料亭やプロの料理人のあいだでは常識の考え方だったのです。
プロの料理人がおでんを作る方法を見ていました。
すると・・・
鍋におでんの具材を入れて煮立ってから、
なんとわずか10分程で火を止めていたのです。
これで本当に出汁が染み込むのかなあ心配になります。
おでんに出汁が染み込む原理について
おでんの出汁が染み込むときというのは、
加熱された具材がゆっくりと冷めていくときだそうです。
だから、グツグツと煮込むことは無駄な行為だったのです。
加熱されているときは大根などの具材は膨張して
なかから水分が出ていっている状態です。
ですので、出ていく勢いがあるために
出汁が染み込みにくくなっている状態になります。
加熱を止めることで水分の流出が止まると
出汁が具材に入り込んでくるようになるのです。
20分間煮込んでゆっくり冷ましたおでんは2時間煮込んだおでんよりもグルタミン酸(うまみ成分)の量が3割も多く染み込んでいた。という実験結果もあります。
おでんを冷ます大切なポイント
おでんを冷ますときにもポイントがあります。
ただ単にそのまま冷ましただけでは、具材が一気に収縮してしまいます。
その状態では出汁は染み込みにい状態になってしまいます。
ゆっくりと冷まさなければいけないのです。
ゆっくりとおでんのお鍋を冷ます方法
おでんが入ったお鍋をゆっくりと冷ますためには
新聞紙3枚とバスタオル2枚ぐらいでお鍋を包みます。
▼この状態で1時間程度放置します▼
(そうすることで、ゆっくりと冷めていきます)
そうすることで出汁が具材のなかまでしっかりと染み込みます。
やっぱり最高だにゃー♪
おでんを煮込まないもうひとつのメリット
おでんを煮込まないメリットがもうひとつあります。
それは、具材の味が染み出さない分、おつゆ自体の味が濁らないのです。
まるで料亭のような透明感がある、味がしっかりしたおでんが出来上がります!
まとめ:おいしいおでんをつくるコツ
最後においしいおでんをつくるコツのまとめです!
① 大根・こんにゃく・たまごを出汁で煮る
(この3種類の具材は味を染み込みやすいので先に煮ます)
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②ひと煮立ちしたら、練り物を入れさらに20分間煮る
(練り物は早く鍋に入れてしまうとうまみが抜けてしまいます)
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③火を止めて鍋を新聞紙とタオルで包んで1時間置く
(やけどには十分注意してください)
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④温め直しておいしくいただきます。
おでんのおいしい作り方のおすすめ動画