僕の子供の頃はなぜか電車が好きでした。
でも、いつのまにか全く興味がなくなっておりました。
実際に小学校のころ、友達とよく踏切に遊びにいってました。
そこで、敷石で遊んだり電車を見たりしていました。
いま思うと非常に危ない遊びをしていましたね。
でも、何のために敷石があるんだろう?
小学生の自分には全く疑問に思わなかったのですが、
大人になって、なぜ、石を敷きつめているのか?
疑問に思ったので、理由を調べてみました。
線路に石を敷きつめている3つの理由
② 騒音防止の役割
③ 線路の水はけをよくする役割
線路に敷いている敷石には
以上の3つの役割があるのです。
それでは、ひとつひとつ解説をしていきます。
① 枕木に掛かる荷重を分散させるクッションの役割
線路に敷きつめられる石というのは
固いけれども壊れやすいという特徴を持っています。
列車が通るたびに鉄でできた線路はひずみます。
そして、枕木にも相当が荷重がかかるのです。
線路や枕木が地面にめり込まないように
クッション材としての役割を果たしているのです。
② 騒音防止の役割
レールにはレールとレールのつなぎ目があります。
電車がつなぎ目を通過するときにはかなりの音がなるのです。
この音を吸収する役割があります。
電車は通常街中や民家の間を走っています。
少しでも騒音を減らすためにこの敷石があるのです。
③ 線路の水はけをよくする役割
線路は鉄でてきています。
鉄はやっぱり水に弱く錆びやすいのです。
でも、敷石のおかげで水はけがよくなり
水たまりができにくいために錆びにくくなっています。
また、枕木の劣化防止にも役立っているということです。
線路は電車の重みによって下にひずんでしまいます。
線路の石はなぜ、茶色の石なのか?
線路の石は昔は川の砂利を使っていたそうです。
でも、ツルツルして壊れにくいため敷石としてはよくなかったそうです。
いまでは、山などから採掘した安山岩や硬質砂岩が使用されています。
もともとが茶色の石ではありません。
あとから茶色に変色したのです。
電車が走るとレールと車輪が擦れて鉄粉が飛び散ります。
その飛び散った鉄粉が周囲の石に付着してそれが錆びるために茶色になっていくのです。
だから、鉄粉が掛からない外側の石は色が違うのです。
地下鉄の線路には石が敷いていない理由とは?
地下鉄の線路ではメンテナンスとコストの問題から
線路に砂利石は用いられておりません。
地下鉄では直結軌道と呼ばれる
コンクリートの上に直接線路を敷く方法がとられています。
直接軌道ではコンクリートの床面との間に
ゴムでできた緩衝材が使用されています。
この緩衝剤が敷石と同じ役割を果たしているのです。
ただ、クッション役割は砂利石には叶いません。
ですので、地下鉄は騒音が大きいのです。
豆知識:なぜ新幹線のレールにはつなぎ目がないのか?
線路にまつわる話しで敷石とは少し、話はずれてしまいます。
線路には一定の間隔で当然「つなぎ目」があります。
電車のガタンゴトンという音。
これは電車が線路のつなぎ目を通過する音なのです。
一定の間隔でこの音がなるのはこのためです。
でも、新幹線に乗ると、このガタンゴトンという音がしません。
新幹線はスピードを出すために何百メートルもつなぎ目がありません。
こんな長い線路は実際にどのように作っているのか?
それはまず、25メートル単位のレールが作られます。
それを在来線から浜松町のレールセンターに運ばれます。
そこで、200メートルの線路を作ります。
さらに、新幹線の現場で
1000~15000メートルに溶接して取り付けていくとのことです。
まとめ
電車の線路になぜ、敷石が敷きつめられているのか?
についてお伝えをしてきました。
いかがだったでしょうか?
敷石がある理由をきくと
なんとなく想像通りだった人も多いと思います。
僕はわざと潰れやすい石を使用しているというのが
すごく意外なところでした!
みなさんはいかがだったでしょうか?
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