腰が抜けるとか腰を抜かすってどういう意味なのか?例文と慣用句も紹介しています。
この「腰抜け野郎がっ!」
管理人はこれまでの人生で何度も言われてきた言葉です。
決して、褒められているわけではなく、
間違いなく、けなされている言葉ですよね。
そもそも「腰が抜ける」とか
「腰を抜かす」ってどういう意味なのか?
気になったので、調べてみました。
腰が抜ける、腰を抜かすの意味とは?
足腰が立たなくなってしまうこと。
この状態を「腰が抜けた・腰を抜かす」と言います。
このとき、身体の中では何が起こっているのか?
腰が抜けたときというのは、
腰が脱臼するとかというわけではありません。
そうではなく、脊髄神経(せきずいしんけい)のなかの
腰神経の一部(運動野・知覚野)が
一時的に麻痺してしまう状態だと言われています。
精神的に強いショックを受けたときに
ガクガクとして身体の力が抜けてしまうのは
脳と脊髄神経のこの部分が密接な関係をもっているためなのです。
腰が抜けてしまったときの対処法
もしも、実際に腰が抜けてしまったらどうすれば良いのか?
ずばり!「安静にすれば治る」です。
腰を抜かしたときというのは、
ぎっくり腰やヘルニアなどとは違います。
あくまでも一時的な麻痺のようなものだと考えられています。
ですので、医学的にも特には解明しようとはされていないようです。
「腰が抜ける」や「腰を抜かす」の例文や使い方
・新入社員の奇怪な行動に腰を抜かすほど驚いた。
・うれしいプレゼントに腰が抜けるかのように座り込んだ。
・好きな芸能人と握手をしてヘナヘナと腰が抜けた。
・座ったまま腰が抜けたかのように茫然としていた。
どっちの表現でも腰が抜けるは使うんだね!
「腰」の漢字を使用した慣用句について
「腰を抜かす」「腰が抜ける」の他にも
たくさんの腰という漢字を使用した言葉があります。
それらをご紹介していきます。
腰が重い:なかなか動かないこと
腰が低い:偉ぶらずに謙虚な様子
腰が高い:横柄である
腰を浮かす:立ち上がろうとする
腰を据える:ひとつのことに集中する
本腰をいれる:本気をだす
腰を掛ける:座る
けっこうたくさんあるね!
まとめ
腰が抜ける、腰を抜かすについてお伝えをしてきました。
いかがだっだでしょうか?
このように考えてみると、
「腰が抜ける」ことは自分ではコントロールすることができません。
いわゆる「生理現象」なんですね!
だから、この「腰抜け野郎!」と言われても
生理現象だから、仕方がないのかもしれません。
何事も無理をしてはいけませんからね!
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