鳥肌ってなぜ立つのか、「人間の不思議」ですよね~
だって、自分の意思で自由自在に出したりひっこめたりすることができるものではないです。
そもそも「なぜ?なんのため?」に鳥肌ってたつのだろう・・・
鳥肌が立つ原因鳥肌を深堀りして、解説をお伝えしていきます!
鳥肌が立つ「3つの原因」とは?
② 恐怖を感じたときに鳥肌がたつ
③ 感動したときに鳥肌がたつ
以上3つの原因があると言われています。
そもそも、鳥肌が立つとは・・・
筋肉が縮むことで皮膚が引きつけられます。
寝ていた体毛が起き上がってくると毛根周辺の皮膚が盛り上がり、小さなぶつぶつのようになる。
これが「鳥肌」と呼ばれる状態です。では、どんな場面で「鳥肌」がたつのか?についてくわしく解説をしていきたいと思います。
ほとんど目立たないけどね。
鳥肌が立つ原因その1:寒いときに鳥肌がたつ
人間は一年中、一定の体温に保たれている「恒温動物」です。それは脳にある「温熱中枢」という機能が働いて体温が調節されていると言われています。
体温が上がると自然に汗をかいたり寒くなると身体が震えるのもこの「温熱中枢」の働きによるものです。
鳥肌は温熱中枢の指令によるものなのです。寒いとき、人間の身体は熱放出を防ぐために、血管や皮膚を縮めて表面積を少しでも狭めようとするのです。
そのときに筋肉が縮んで寝ていた体毛が起き上がってきます。そのため、寒くなると「鳥肌」になるのです。
鳥肌が立つ原因その2:恐怖を感じたときに鳥肌がたつ
人間は恐怖を感じたときにも「鳥肌」がたちます。
ただ、恐怖によっておこる「鳥肌」の表現方法としては「鳥肌」よりも「身の毛もよだつ」という表現をされることが多いですね。
鳥肌は交感神経の作用によって引き起こされます。
感情が高ぶったり、危機が迫ったときに防衛本能のはたらきとして鳥肌がたつと言われています。
これは猫が敵を威嚇するときに起こるものと同類で人間も身体を少しでも大きく見せようとする、哺乳類の脳の本能的なものだと言われています。
鳥肌が立つ原因その3:感動したときに鳥肌がたつ
人間は良い音楽を聴いたり、すばらしい光景に出会ったときなど感情が揺さぶられたときに「鳥肌」がたつことがあります。
人間が感動したり、感情が揺さぶられたときに鳥肌がたつ理由や目的というのは実は詳しくは解明されていないと言われています。なぜなら、鳥肌が立つことは人間の機能としては必要性がないものだからです。
寒さや恐怖心以外で「鳥肌」がたつというのは先進的に大脳新皮質が発達した人間独特のものだとも言われています。いずれにせよ、身体にとってマイナスではなくてなんらかの、プラスであることは間違いないはずです!
鳥肌が立つ原因その4:音楽をきいたときに鳥肌がたつ
音楽を聴いて鳥肌が立つのは、シンプルですが、その音楽に感動するからです。でも、全ての人が同じ音楽を聴いて鳥肌が立つわけではありませんよね。この違いはそれぞれの脳の構造によるものだと言われています。鳥肌が立つ人は、脳の神経線維が密集していて、感受性が豊かな人が多いそうです。あとは曲の好みもあります。
このことは、マシュー・サックスさんと言われる方の研究でわかりました。彼は20人の実験参加者を調べました。鳥肌が立つ10人と立たない10人に好きな音楽を聴かせ、その時の脳の動きを観察しました。結果、鳥肌が立つ人は脳の神経線維が密集していて、聴覚と感情を制する部分の結び付きが強いことがわかりました。また、鳥肌が立つ時に心拍数も上がることが確認されました。
237人を調べた結果、鳥肌が立つ人は約4%でした。音楽を楽しんだり演奏する人は、特に鳥肌が立ちやすい傾向があるようです。
私もいまでも、良い曲を聞いた時には鳥肌が立つことがあります。
鳥肌を瞬時にカラダから消す方法とは?
状況によっては相手に感情を察してほしくなかったり、鳥肌になったことを他人に見せたくないという人もいるかもしれません。
そこで、鳥肌を瞬時に消す方法はあるのか?
鳥肌が立たなくする方法はありません。
自分の意思で心臓を止めることができないように自律神経の働きはコントロールすることができません。
ただし、唯一コントロールできるものがあります。それは「自分の心」と書いて「息」です。息だけは自分でコントロールが可能なのです。
ですので、少しでも早く「鳥肌」を消したいときには呼吸を整えることで交感神経もバランスが取れて鳥肌が収まりやすくなる可能性があります。
鳥肌の不思議:なぜ顔には鳥肌が立たないのか?
顔の鳥肌って見たことありますか?
・・・実は顔にもしっかりと鳥肌が立っているのです!
ただ、顔は血行がよくてしかも寒さにも強い。そのうえ、立毛筋が退化しているため目立たないだけだそうです。
まとめ
ここまで「鳥肌」がたつ3つの原因についてお伝えをしてきました。
いかがだったでしょうか?
鳥肌が立てば体温が上がるわけでもないですし、身体が大きくなったり見えるわけでもありません。ですので、身体の機能としてはあまり意味がないと感じた人も多かったのではないでしょうか?
ただ、文章で感情表現するときに「鳥肌」は超役に立ちます!
「鳥肌が立つような絶景に景色が目の前に広がっていた。」
「すばらしい歌声に鳥肌がたった」など
文章で感情を表現するときにはとても役立ちますよね!鳥肌は感情を文章で表現するために必要不可欠なものですよね。
こちらの記事もおすすめです!
>>「松竹梅」の意味と3段階のグレード・ランクを表現するいろいろな良い替えができる便利な言葉集
こちらの記事もおすすめです!
>>【危険!?】おならを我慢することで起こる体の「5つの悪影響」と出すことのメリット