雲泥の差の意味とは?月とスッポンの使い分けは必要なのか?

誠子

あなたと私は「雲泥の差」よね!

やすおくん

俺とお前は「月とスッポン」だよね!

この、「雲泥の差」という言葉と
「月とすっぽん」と言う言葉がありますよね?

差が非常に大きいとか差が甚だしい場合などに使われます。

これらの言葉はそれぞれにどのような意味があるのか?
また、この2つの言葉は使い分けが必要なのか?

いまさら聞けないことだと思いますので調べてみました。

「雲泥の差」言葉の意味とは?

似ても似つかない上に
大きな差があるもの。という意味で使われます。

 

現在でも民間企業の平均年収が下がり続けているなか
公務員の年収は毎年確実に上がってきていますよね。

毎年、この差は拡がっていく一方なのです。
雲泥の差という言葉はこの「官民格差」からうまれた言葉だと言われています。

中国の「後漢書」。
そのなかにある「矯慎伝(きょうしんでん)」という書物に
次のような話しが書かれています。

呉蒼(漢の高官)が矯慎という人物を高く評価していました。
なんとか公職についてもらおうと考えて手紙を書いたのでした。

あなたは世のなかにうずもれて苦労をしております。
私は「雲」に乗って(公職に就いて)います。
あなたは「泥」を生き(民間にいます)ています。
住むところは違いますが西風が吹いてくるたびに
私はあなたのことを思い、不憫(ふびん)になります。

簡単に言うと官僚が民間人に対して
かわいそうな人だと憐れんでいるお話です。

やすおくん

安定した高額な給与。
そして、多額の退職金。
そして特別な年金など
・・・民間人を憐れむのもわかるなぁ

「月とスッポン」言葉の意味とは?

 

月とスッポンとは一般的には
「一見似ているようだが、全然違う」という意味で使われます。

この言葉の意味を解説します。

池の水面に映る「満月」を想像してください。
満月はまん丸でゆらゆらと池の水面に動いています。

 

その横を見てみると同じように
まん丸でゆらゆらと動いているものがあります。

「あれ、月が2つあるのかな?」と思って目を凝らして
よ~く見てみると、それはスッポンの頭でした。

池の水面に映る「満月」
池の水面に顔をだす「スッポン」

・・・2つとも見た目は似ています。
でも、全然違うものなのです。

これらのことから
「月とスッポン」という表現になったと言われています。

「雲泥の差」と「月とスッポン」の使い分けとは?

 

雲泥の差と月とスッポンの意味についてお伝えしてきました。
じゃあ、どのようにこの2つの言葉を使いわければ良いのか?

もう一度、おさらいをしておきます。

雲泥の差とは?

「似ても似つかない上に大きな差があるもの」


月とスッポンとは?

「一見似ているようだが、全然違う」

例文を考えてみました。

 

雲泥の差と月とスッポンの例文

身長190㎝で体重120㎏の二人の男がいます。

片方は横綱。
片方はただの太ったニート。

雲泥の差だなあ⇒ × 
月とスッポンだなあ⇒ ○

一見、似ているど全然違いますよね。

二人の男が勉強のテストの勝負をしました。

片方は東京大学主席で卒業。
片方は中学校を中退。

雲泥の差だなあ⇒ ○
月とスッポンだなあ⇒ ×

似ても似つかない大きな差があるもの

 

まとめ

ここまで、雲泥の差と月とスッポンの意味や
使い方についてお伝えをしてきました。

いかがだったでしょうか?

管理人自身もこの2つの言葉。
実は全く同じ意味だと思い、使用していました。

ポイントは「一見似ているけど・・・」
これが、雲泥の差と月とスッポンの意味の使い分けのポイントですよね!

だから、日常会話の何気ない会話。
ちゃんとこの2つの言葉を使い分けることができる人と
意味もわからずこれらの言葉を使っている人。

まさに、この2人は「月とスッポン」なのですね!

最後、うまく使うことができましたね♪

こちらの記事もおすすめです。
>>【納得!】お札に肖像画を使用する理由となぜその人物が選ばれたのかについて

 

358ドットネットをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む